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 定額制退職金制度は勤続年数毎の退職金支給金額を例えば「勤続20年で400万円」というように直接定める退職金制度で、小規模事業所においては基本給連動型に次いで、多く採用されています。

 この方式は基本給連動型に比べると導入事例は少なくなっていますが、非常にメンテナンスが楽であることから、支給水準という問題さえ留意すれば使いやすい制度であるといえます。デメリットとして、勤続年数のみで退職金を計算するため、会社に対する貢献度が反映されないということが指摘されますが、これも必要であれば別枠で特別功労金を上乗せ支給すれば足る話ですのでそれほど問題とはならないでしょう。よってこの「定額制+特別功労加算」という組み合わせは、メンテナンスの負担も考え合わせれば、有力な選択肢と言うことができます。ちなみに90年代以降導入事例の多いポイント制退職金制度はこの「定額制+特別功労加算」という仕組みをシステマティックに行う制度になります。

この制度のメリット
  1. 基本給連動型のように不用意に退職金額が膨れ上がるようなこともなく、メンテナンスが楽である。
  2. 従業員にとっても退職金がいくらになるのかが一目瞭然である。
この制度のデメリット
  1. 定額制だけの場合には単純に勤続年数だけで退職金支給額が決定されるため、在職中の貢献度が退職金に反映されない。
  2. 確定給付型の制度であるため、その運用リスクが会社に残る。
サンプル規程
 基本給連動型退職金制度の規程サンプルをダウンロードすることができます。
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