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 ポイント制退職金制度は在職中の貢献度をシステマティックに退職金に反映をさせる退職金制度で、多くの場合、以下の算式で退職金が計算されます。
ポイント制退職金制度事例
 この制度は若干複雑であることから、簡単な例をあげて解説します。ポイント制退職金制度は通常、勤続年数に対応する「勤続ポイント」と社内の資格制度と連動する「資格ポイント」の2つを設定し、その累積ポイントに一定の単価をかけて退職金支給額を計算します。
1)勤続ポイント
勤続年数1年あたり
勤続 3年以上20年未満 20ポイント
勤続20年以上42年以下 10ポイント
2)資格ポイント
在職年数1年あたり
部長 30ポイント
課長 20ポイント
係長 10ポイント

 つまり勤続年数42年で、うち部長を10年、課長を10年、係長を10年務めた場合の退職金支給額は以下のとおりになります。

1)勤続ポイント
勤続年数1年あたり
20ポイント×42年=840ポイント
2)資格ポイント
在職年数1年あたり
部長該当分 30ポイント×10年=300ポイント
課長該当分 20ポイント×10年=200ポイント
係長該当分 10ポイント×10年=100ポイント
合計
1,440ポイント
 この1,440というポイント合計に単価(通常は1万円)を乗じることによって、退職金が1,440万円と算出されます。

この制度のメリット
  1. 在職中の貢献度をシステマティックに退職金に反映させることができる。そのため近年の能力主義/成果主義の発想に馴染みやすく、90年代以降、導入事例も多い。
  2. 個人毎に常に退職金がいくら貯まっているのか一目瞭然で、またどのようにすれば退職金が増加するのかが分かるため、社員の動機付けに活用しやすい。
  3. 従業員の同意が比較的得やすい。
この制度のデメリット
  1. 退職金計算にあたり、過去の人事履歴をすべて把握することが必要であるため、管理が煩雑である。
  2. 確定給付型の制度であるため、その運用リスクが会社に残る。
サンプル規程
 ポイント制退職金制度の規程サンプルをダウンロードすることができます。
Aパターン(勤続ポイント+資格ポイント)
Word形式  Acrobat形式  テキスト形式

Bパターン(資格ポイントのみ)
Word95形式  Acrobat形式  テキスト形式
ポイント制退職金設計シミュレーション
 勤続ポイント+等級ポイントという非常にポピュラーなタイプのポイント制退職金制度を設計するためのシミュレーションをダウンロードすることができます。このシミュレーションでは各種条件(ポイント数やモデル昇格年数など)を設定することにより、ポイント制退職金制度の設計を行うことができます。
Excel形式(ダウンロードページ)

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